ちぎれ雲に夏がにじむ　この街角
濡れた歩道　水溜り　空に染まるの
神様が引き裂いた　あなたとの約束
ちょうどこんな雨上がりの午後だったね

初恋の幻を　もう追いかけないと
心に誓ったはずが　ほらまた
子供のように　泣きそうになるの　どうして
だめよ　私　こんなままじゃ　大人になれない

Ah　七色の虹の面影を　
Ah　あなたに重ねているのよ
Ah　醒めない夢に包まれて
Ah　寄り道している途中よ


風が運ぶ夏の終わり　このメロディー
乾く歩道　世界が「いつも」に戻ってく
街を叩いた雨　今は嘘みたいで
魔法の解けた交差点　人が行き交う

青信号の前で　立ち尽くす私
手を引くあなたはもう　いないの
雨のリズムに　想い出の詩（うた）乗せても
私一人だけの声が　胸に響いてる

Ah　七色の虹の降る場所で
Ah　スケッチをしている私よ
Ah　いちばん綺麗な景色を
Ah　あなたが教えてくれたの


雨宿りから覚めた鳥が羽ばたいてく
涙の雲を超えて　舞い上がれ
びしょ濡れの心　日差しで乾かして今
永遠（とわ）に空に浮かぶ虹を　あなたと架けたい

Ah　七色の虹の旅人は
そう　あなたよ　今どこにいるの
Ah　醒めない夢に包まれて
私はここを動けないでいるの