所詮は負け戦だったんだ
この六畳一間に
初戦は君の勝ちでも良いよ
欲しいものは手に入ったんだ

今日も散らかした部屋の隅で嘘を吐き続けて
どうも強すぎた冷房が本心を問い質してるようで

論より証拠だって
性懲りもなく孤独で脳を騙して
這い寄る情緒なんて
沸き立つケトルの湯気で消して

コーヒーに沈む角砂糖
小指で突いて確かめる 
朝の鐘を追い越して
置き去りになった君を見てた


去年は賭けるものも無かった
この臆病な声は鼓膜を震わせることもなく
星の見えないベランダで手を振る

今日も散らかした部屋の中を漂う残り香
どうかしちゃったんだよ
「どうか後悔しないように」と

会うための口実なんて
「会いたい」以外全部嘘になるかな
嫌われる準備なんて
不要なこと分かってるでしょ

手を握る感覚は常に
合鍵の場所に置いといて
傘を忘れた君のこと
初めて小聡明いと思ったよ


「ずっと待ってた」なんてずるいよ

「今日は花火だよ」って
一年前から下書きしてた
「星は見えないけれど、
邪魔になる建物は目の前に無いよ」

コーヒーが冷めた午前9時
夕方まで目を閉じて
蝉の声が心地良い
置き去りになった夏の夜風

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

溶けたユーディアライト feat. 初音ミク

歌詞です。

閲覧数:81

投稿日:2020/08/01 13:38:16

文字数:506文字

カテゴリ:歌詞

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