"Forbidden Angel Fish"

[1]
<A1>
揺らぐ月
欠けた雲
淡く濃く
描くマーブル模様

眼を凝らしても 暗闇(カゲ)が邪魔をする
纏わり付く静寂
貴方は何処へ…

<A2>
静かな星
滲む季節
寄せて引く
砂のオーロラ軌跡

爪先から 溶け合う感情
祝福する波紋
二人の舞台…

<B>
引き裂くように注ぐ滴で
溺れぬよう
強く引き寄せていて

<C>
淋しさの海を流され往く熱帯魚
温もりを求めて 逆らう
貴方と出逢うために

[2]
<A1>
さらう波
消えた風
独りだけ
暮れる吐息の岸辺

眼を塞いでも 貴方が微笑みかける
ざわめく胸が叫ぶ
貴方の名前を…

<A2>
澱む空
絶える声
浮き沈む
誰も識らない場所で

掌(テノヒラ)から 零(コボ)れたままの
確かな証拠(シルシ)
どうか還(モド)して…

<B>
鞭打つようにうねる津波で
離れぬよう
強く握りしめた"赤い糸(イト)"

<C>
虚しさの海を流され往く熱帯魚
繋がりを信じて 踏み込む
貴方と出逢うために

<D>
口元から溢れ出す
懐かしい響き

二度と繰り返さない
ただ徘徊(サマヨ)う日々

解け出した時計の針
もう離さないで

絡め合う小指に伝う
誓いの言葉

[EOF]

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

"Forbidden Angel Fish"[仮題]

壮大なバラードを想定したものです。中島美嘉のような、変則的な構成、言葉選びで攻めてみるのも面白いかなと軽い気持ちで書きました。

ひたすら鬱寄りに進行する内容はどうなんでしょう?
結構無理のある言葉を並べてしまう結果になっていますが、比喩表現の模索が中々難しくて…。

要再考です。

変に捻ろうとしていたりせずにまとめるべきかもしれません。独特の空気感は演出できているとも思うんですけどね。

着想時、RPGでの"引き裂かれた恋人Scenario"を思い描いていたことも抽象表現がうまく機能しづらくしているの、かも。

<C>で一応、無事二人は出会い、救われたのでした…となるよう鬱→穏やかな曲調で終わるのが理想。
もしくは[3]を補作詞して掘り下げる方が、より感動的になるのでは…とも考えられるところが悩ましいですね。

閲覧数:65

投稿日:2010/11/13 14:56:59

文字数:543文字

カテゴリ:歌詞

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