S1
その色の名前を私は知らない
最果てにみた清濁
混ざり合った藍と愛の狭間
高らかに咲き朽ちゆく

S"1
静寂に響く音色
まだ覚えているのに
鮮やかな空が流れ
やがては終わりへ

A1
夢心地で幸福を説く
もうどこにも巡らないと誰かが言った

B1
あといくつ夜を飲みこむの
あといくつ時を数えるの

S2
この星の記憶を私は継げない
ひとりきり眠りにつく
最後の一輪無垢のまま散り
はなむけに子守歌を

S"2
旋律は憂い帯びて
鈴ひとひら鳴らして
懐かしく水に還る
目を閉じて零へ


A2
今、降るのはあたたかな雪
ただ私に深く深く沁み込んでいく

B2
あといくつ雲は千切れるの
あといくつ息をしているの

S3
この海の行方を私は知らない
どこまでも沈んでいく
等しく回帰の旅路を辿る
幻に約束して

S"3
逆さまに映る過去は
まだ荒廃に融けず
永遠に迷い惑い
背に声を刻む


C
月が落ちてしまうと
何が満ちるの 欠けるの
風に攫われたのは誰なの

S4
その色の名前を私は知らない
最果てにみた清濁
混ざり合った藍と愛の狭間
高らかに咲き朽ちゆく

S"4
孤独から孤独までを
また螺旋は描いた
鮮やかな空が流れ
やがては終わりへ


——ひらがな——
文字数
S1
17 5/6
15 5 6
そのいろのなまえをわたしわしらない
さいはてにみたせいだく
まざりあったあいとあいのはざま
たからかにさきくちゆく

S"1
5 6 2 8
5 6 2 6
せいじゃくにひびくねいろ
まだおぼえているのに
あざやかなそらがながれ
やがてわおわりえ

A1
2 4 7
2 4 6 7
ゆめごこちでこおふくをとく
もうどこにもめぐらないとだれかがいった

B1
2 6 5
2 6 5
あといくつよるをのみこむの
あといくつときをかぞえるの

S2
17 5 6
15 5 6
このほしのきおくをわたしわつげない
ひとりきりねむりにつく
さいごのいちりんむくのままちり
はなむけにこもりうたを

S"2
5 6 2 8
5 6 2 6
せんりつわうれいおびて
すずひとひらならして
なつかしくみずにかえる
めをとじてぜろえ


A2
2 4 7
2 4 6 7
いまふるのわあたたかなゆき
ただわたしにふかくふかくしみこんでいく

B2
2 6 5
2 6 5
あといくつくもわちぎれるの
あといくついきをしているの

S3
17 5 6
15 5 6
このうみのゆくえをわたしわしらない
どこまでもしずんでいく
ひとしくかいきのたびじをたどる
まぼろしにやくそくして

S"3
5 6 2 8
5 6 2 6
さかさまにうつるかこわ
まだこおはいにとけず
えいえんにまよいまどい
せにこえをきざむ


C
3 7 7 4
3 7 4
つきがおちてしまうと
なにがみちるの かけるの
かぜにさらわれたのわだれなの

S4
17 5 6
15 5 6
そのいろのなまえをわたしわしらない
さいはてにみたせいだく
まざりあったあいとあいのはざま
たからかにさきくちゆく

S"4
5 6 2 8
5 6 2 6
こどくからこどくまでを
またらせんわえがいた
あざやかなそらがながれ
やがてわおわりえ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

終焉【かぎしっぽ様】

作曲:かぎしっぽ様

タイトル含め、編曲の際の歌詞改変、調整は問題ありません。 また、対応も可能です。

閲覧数:189

投稿日:2023/02/09 09:06:45

文字数:1,355文字

カテゴリ:歌詞

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