心配性な君は、よく僕のことを心配していたね
言葉足らずな君なりの配慮が何よりも嬉しかったよ
「ちゃんとご飯は食べましたか」
「起きた?」「喋ろう」
「頑張っておいで」
思い出したら、優しい声色が浮かんでくるの


ぷかぷか ぷかぷか
ゆらゆら ゆらゆら
それはまるで揺り篭に乗せられているような心地


君と恋人という関係が始まってからは
「またね」を告げる度に明日が来るのが待ち遠しかった
今じゃ普通の毎日なのに、君の色だけ見付からない
そんな朝がまだまだ慣れなくて



会話を大切する君は、何気ない言葉をくれていたね
少し遅くなったかもしれないけど、その響きは滲んでく
「ちゃんと用事は済ませましたか?」
「おはよう」「おやすみ」
「お疲れ様でした」
思い出したら、それが僕を蝕んでいくなんて


ぷかぷか ぷかぷか
ゆらゆら ゆらゆら
空に浮かんでいくのは僕なのかその他なのか


君と恋人という関係が終わってからは
「じゃあね」を告げる度に何かが終わる気がした
今も時刻は進んでいくのに、君の声だけ聞こえない
そんな時がまだまだ慣れなくて


「ちゃんとご飯は食べましたか」
残しちゃ勿体無いからね
「ちゃんと用事は済ませましたか?」
心配しなくても大丈夫だよ
「起きた?」おはよう
「おやすみ」また明日
「頑張っておいで」
君も今日は早いんでしょう?
「お疲れ様でした」
ありがとう。頑張ってきたよ


この言葉だけ、今だけで良いから
空でもどこへでも飛んでいってしまえ

「「あいしてる」」


ライセンス

  • 非営利目的に限ります

言の葉綴り。

お目通しありがとうございます。
日常に溢れる言葉が大事だったと気付かされた詩です。
何か心に引っかかれば幸いです。

この詩に命を吹きこんで下さる方を募集しております。
ボーカロイドアレンジでしたら、どのキャラでも可能です。
※一応女性目線の詩でございます。

お目通しありがとうございました。

閲覧数:83

投稿日:2011/11/21 03:30:53

文字数:657文字

カテゴリ:歌詞

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