かわれない


君の名前を教えてそれから血液型とか
何もかもを知りたくて
もう何度も何度も何度も聞き返すの

そりゃ願った物が全部
手に入ってしまえばなんて
もう数え切れないリクエスト
僕のありったけだけを全部
あげるから僕の隣に
来てくれないかな

きっと何度も愛を語るの
それを徹してエゴを育てるの
夢に何度も出てきたの君が
その世界じゃ僕も美々しい

あの子のようになりたいの
こんな僕じゃ見逃しちゃうでしょ
早く愛して全部捨ててさ
振り向いた君の目が見れない
だからだめなんだな

僕の髪の色だって君に寄せて染めたのに
気づいてくれやしないんだ
もうどうしてどうしてどうして無視をするの

どうやら僕は
君を求めるだけじゃなく
君になりたくて
しょうがないみたいだ

こんなことを言ってごめんね
歌にすれば何か変わるかな
傷だらけの手首は戻らない
そんな姿を見せられない

あの子のようになりたいの
キレイな心を保ちたいの
早く愛してなんて言えないよ
こんな風に歌は歌えるのに！
何も言い出せない

だってどうしようもないんだもん
胸のざわつきが止まらないの
受け入れてくれとは言わないよ
ただ傍に居させて欲しいの

僕で僕でありました
初めから気づいていたけれど
ようやくあきらめがついたんだ
僕は僕のままでいるからさ
君もそのままで