凍りつくような風に
マフラーを巻き直す
「彼が好き」そう聞いて
胸がざわつく
空からきらきらと
雪が舞い落ちる

「私も一緒」だなんて言えないよ
大切で選ぶことなんてできない

君の相談を聞くたびに心が痛む
「お似合いだよ」　嘘はない
彼も君の笑顔に惹かれてる
手に触れた結晶はすぐに消えていく

勉強も運動もできる
君はみんなに人気で
私と一緒にいるのが
不思議なくらい
親友ってなんだろう
悔しさに涙が滲む

「君がいなければ」そんなこと
自分の未熟さに腹がたった

どす黒い感情が私に渦巻いて
信じたくないけど信じたい
心が締め付けられる私の秘密
雪の中傘もささず髪が濡れていく

二人は気持ちに気づいてないけど
君との日々は壊したくない
彼を見るたびに頬が染まる
雪が溶けるくらいの暖かさ

二人が幸せならそれでいいと
想う気持ちは本当だから
凍りつくほどに痛い想い
心の声で伝えたい「君が事が大好きです」