―私は歌姫だもの。
彼女はそう言ってほほ笑んだ。
「歌を歌えば、何にだってなれるわ。
老婆にだって、悪い魔法使いにだって、恋する男の子にだって、悲しい境遇の女の子にだって」
私はその言葉を聞いて問うた。
「それなら、私にもなれる?」
彼女は目を閉じて、右胸の前で両手を合わせた。
「もちろんよ!だって、もうなっているじゃない!」
私はなんだかその仕草が懐かしく感じた。どうしてだろうか。
「なれないわよ。
だって人は唯一の存在だわ、それは常盤の決定事項でしょう?」
言い返すと、彼女はくくっ、と笑い出した。
「随分ロマンチックな言い方をしようとするのね。
でも、それ、言葉の使い方は合っているのかしら」
「さあ、知らないわ」
「ふうん。
そうね、常盤の決定事項、か……―別に私、あなたになろうとなんてしていないわ」
「なろうとせずに、どうやって私になるっていうの?」
「あらあなた、意外と頭が悪いのね。
よくよく考えてごらんなさいよ」
彼女はなお笑っている。
「……分からないけれど、ひとつだけ思い浮かぶものがあるわ」
「なあに?」
「ドッペルゲンガーよ」
彼女はしばらく目を見開いていたが、そのうち腹を抱えて笑い出した。
「あはははは!それもそうね、そう……そうよね。
でもそんなの居やしないわ。
それに、ドッペルゲンガーは貴女ではないでしょう?」
「それは、そうだけど」
私は頭がくらくらするのを感じた。
彼女は何を言っているのだろうか。
むしろ彼女とは誰だったか?彼女、彼女、彼女……ああ、思い出せない。どうしてなの?
「だから言っているでしょう?
貴女は私、私は私……ってね。」
視界がかすむ。彼女の優しい微笑みが、彼女のスカートが、彼女の真っ白な美しい足が、目の端に移って、揺れて、消えていく。
それはどういうことなの、と問おうとしたけれど、私はいつの間にやら眠りについているようだった。
少女のための少女のための少女
ミクともう一人の少女とミクの話。
色々ややこしくってすみません。文章力もなくてすみません。
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出来立てオスカル
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「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。
kurogaki
贅沢と君とカプチーノ
こんな生活がまだ愛おしくって
朝食と君の丁寧を
一つ愛して 二つ愛して
笑顔になっちゃって!
こんな日々で今日もどうか
変わらず味わって!
ちょっぴりほろ苦いような平日も
なんだかんだ乗り切って!
さぁさぁ贅沢なんかしちゃったりして...贅沢と君とカプチーノ (Lyrics)
shikisai
ゼロトーキング / はるまきごはんfeat.初音ミク
4/4 BPM133
もう、着いたのね
正面あたりで待ってるわ
ええ、楽しみよ
あなたの声が聞けるなんて
背、伸びてるね
知らないリングがお似合いね
ええ、感情論者の
言葉はすっかり意味ないもんね...ゼロトーキング(Lyrics)
はるまきごはん
誰かを祝うそんな気になれず
でもそれじゃダメだと自分に言い聞かせる
寒いだけなら この季節はきっと好きじゃない
「好きな人の手を繋げるから好きなんだ」
如何してあの時言ったのか分かってなかったけど
「「クリスマスだから」って? 分かってない! 君となら毎日がそうだろ」
そんな少女漫画のような妄想も...PEARL
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