２階についた。えーと、たしかお店は奥のほうにあったよね。

リ「お店は奥のほうにあるから行こう」

レ「うん」

少し歩いてお店に着いた。そこまで混んではなかった。

ミ「あ、あの服かわいい！！」

ミク姉は早速服をみつけて走っていった。ここのお店は結構人気のお店で、かわいい服もたくさんある。私も服探してこよー。

レ「あのさ、リン。リンたちが服見てる間俺たち何してれば・・・」

リ「レンは私に付き合って、服選んでくれる？　カイト兄はミク姉ね」

カ「わかった」

そう言ってレンを引っ張ってお店の中に入っていった。



リ「ねえ、この服似合うかな？」

気に入った服を試着して、レンに聞いてみた。

レ「え、か、かわいい！！　似合ってるよ！」

リ「ほんと？　よかったー」

いつも思うけど、レンは素直でいいなー。レンは顔を赤くしてる。かわええー

レ「あ、リン、このスカートとかいいんじゃない？」

レンは近くにあったスカートを持ってくると、そう言った。オレンジのリボンがついてて私の好みだ。さすがレン、よくわかってる。

リ「じゃあちょっと試着してみるね！」

レ「うん！」


試着が終わってカーテンをあける。自分で言うのもなんだけど、けっこうにあってると思う。

レ「リンすごくかわいい！！」

素直に喜んでもらえると、すごくうれしいな・・・

リ「ホント！？　ありがとう！！」

私も気に入ったし、レンが選んでくれたスカートを買うことにした。
ミク姉たちはもう終わったかな？　あ、カイト兄がこっちに気付いたみたいだ。私とレンのほうをむいて優しい顔で微笑んでいる。

カ「リンちゃん気に入ったのあった？」

リ「うん！　レンが選んでくれたの！」

カ「そうなんだ。よかったね！」

ミ「おまたせー。買ってきたよー」

レ「じゃあ、次行こ・・・あ・・・」

レンの言葉が詰まった、どうしたんだろ。レンが向いてるほうを見てみた。

リ「ぁ・・・！　メイコ姉！？」

そこには家で寝てるはずのメイコ姉がいた。二日酔いは大丈夫なのか・・・

カ「めーちゃん、どうしたの？」

カイト兄たちも気付いたみたいだ。

メ「んー、偶然ねー。私寝てたんだけど、気持ち悪いのも治ったし、気分転換にって思って、ちょっと出かけたのよ。カイトたちもここに来てたのね」

ミ「もうなおったんだ！　よかった」

メ「ありがとうミク。みんなもう帰るところ？」

レ「まだかな。次行くところはまだ決まってないけど」

レンが言い終えると、メイコ姉は何かを思い出したかのような表情になった。

メ「そうだ！　マスターがいってたけど、新しい子が来るとか何とか・・・」

いままで一度もでなかったけど、うちにもマスターはいる。まあ、マスターといってもほとんどはひきこもって出てこないけど・・・でもちゃんとしたマスターだ。

ミ「え！　新しい子！！　やったー」

カ「めーちゃん、新しい子って、何時来るの？」

メ「それがねー、今日の夜って言ってたわねー」

レ「早っ！！　突然すぎる！」

今日の夜かあ。うちのマスターは急に言い出すことがよくある。ちょっと困るときもあるけど・・・

カ「じゃあもう帰ったほうがいいのかな」

メ「そうね。帰りましょう」

そう言って家に向かった。
新しい子かぁー。楽しみだなー。