星は煌めき
　空を駆ける
　きらきら
　軌跡を
　描きながら

　月は夜空に
　淡く光る
　消えてく
　明かりを
　止められないで

　変わる
　形
　それさえ
　ひとに
　決められて
　ぐるぐるただ
　繰り返す満ち欠け

　疲れ
　果てた
　きみから
　涙
　落ちたこと
　見て見ぬふり
　そこに在るだけ
　悲しき欠月


　太陽昇り
　命育つ
　燦燦
　世界を
　あたためてる

　月は冷たく
　辺り照らす
　皓皓
　世界に
　浮かんでるだけ

　照らす
　明かり
　それさえ
　他に
　かなわない
　それでもただ
　導いていたいの

　夜道
　照らす
　光に
　空を
　見上げては
　微笑みまた
　歩き出すきみ
　瞬く佳月

以下かな表記

　ほしはきらめき
　そらをかける
　きらきら
　きせきを
　えがきながら

　つきはよぞらに
　あわくひかる
　きえてく
　あかりを
　とめられないで

　かわる
　かたち
　それさえ
　ひとに
　きめられて
　ぐるぐるただ
　くりかえすみちかけ

　つかれ
　はてた
　きみから
　なみだ
　おちたこと
　みてみぬふり
　そこにあるだけ
　かなしきかげつ


　たいようのぼり
　いのちそだつ
　さんさん
　せかいを
　あたためてる

　つきはつめたく
　あたりてらす
　こうこう
　せかいに
　うかんでるだけ

　てらす
　あかり
　それさえ
　ほかに
　かなわない
　それでもただ
　みちびいていたいの

　よみち
　てらす
　ひかりに
　そらを
　みあげては
　ほほえみまた
　あるきだすきみ
　またたくかげつ