[A]
淡く揺れる影　虚ろな蝶
想いたゆたえど　行き場を失う

足枷外して　優雅に舞えるのならば

[A']
慕う甘香り　身を寄せ合い
惹かれ惑わされ　華の蜜に酔う

残り香纏えば　想うは恋慕の逢瀬　

[B]
許されぬまま　渦巻く縁故
雁字搦めの　断ち切れぬ鎖

[サビ]
嗚呼　ならば　このまま二人で　消えたい
ゆらゆら　飛べない蝶々は　堕ちてく
声にならぬ声を誰か　届けて

[2-A]
縺れ入り組んだ　運命の糸
されど想い馳せ　あらがうこの胸

夢見た微熱に　絆され溶ける真実

[2-B]
許されぬまま　重なる連鎖
雁字搦めで　囚われの軛

[2-サビ]
嗚呼　ならば　このまま二人で　逝きたい
ひらひら　つがいの蝶々に　なりたい
哀しみ染まりゆく心　助けて

[3-サビ]
嗚呼　今も　逃げては絡まる　朱の罠
ゆらゆら　歪んだ迷路へ　堕ちよう
嗚呼　一層　このまま二人で　消えよう
ひらひら　つがいの蝶々に　なりたい…


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【ひらがなver.】

[A]
あわくゆれるかげ　うつろなちょう
おもいたゆたえど　ゆきばをうしなう

あしかせはずして　ゆうがにまえるのならば

[A']
したうあまかおり　みをよせあい
ひかれまどわされ　はなのみつによう

のこりがまとえば　おもうはれんぼのおうせ

[B]
ゆるされぬまま　うずまくえんこ
がんじがらめの　たちきれぬくさり

[サビ]
ああ　ならば　このままふたりで　きえたい
ゆらゆら　とべないちょうちょは　おちてく
こえにならぬこえをだれか　とどけて

[2-A]
もつれいりくんだ　さだめのいと
されどおもいはせ　あらがうこのむね

ゆめみたびねつに　ほだされとけるしんじつ

[2-B]
ゆるされぬまま　かさなるれんさ
がんじがらめで　とらわれのくびき

[2-サビ]
ああ　ならば　このままふたりで　ゆきたい
ひらひら　つがいのちょうちょに　なりたい
かなしみそまりゆくこころ　たすけて

[3-サビ]
ああ　いまも　にげてはからまる　しゅのわな
ゆらゆら　ゆがんだめいろへ　おちよう
ああ　いっそ　このままふたりで　きえよう
ひらひら　つがいのちょうちょに　なりたい…