失くしたままの 遠い時代の私が
まだ言葉の中にあった くだらないままで
夜は心地良くて 明日が怖くて
胸の中にあるのは 僅かな喜怒哀楽

残滓の夏の陽を浴びて あの街まで

雫が滴る記憶をフィルム越しに
定点観測のままシーンが連なって行く
思い出せない 君の横顔も
香りごと想起できる流行歌も 感情になる

切なさに負けそうな寒い今日の隅っこで
あの頃も聞き直していた 悲しい音楽が
流れて 止まって 噛み砕いて 飲み込んで
血潮になったか?

心臓の中の傷痕が遺伝子を支えている

さようなら、またいつか 会えたら
どれだけの どうしようもない台詞を交わせるだろうか
どうか幸せなままで 時折、苦悩を抱えて
美しい終わりを迎えよう

雫が滴る記憶をフィルム越しに
定点観測のままシーンが連なって行く
思い出せない 君の横顔も
香りごと想起できる流行歌も 感情になる

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投稿日:2025/01/28 01:58:57

文字数:383文字

カテゴリ:歌詞

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