光がちらつく闇
全てを今 飲み込んでしまおうか
どうせもうこの世界
今更何 失おうが怖くない
白い月が見下す
『己の牙は 鋭さなど残してない』
どんどん奥へ
深くなっていくよう
その闇から 逃れようなど
つまらない夢
見ないほうがマシなのか
カスさえも 残りさえしないか
両手につかんだ赤
何を求め得た存在なのか
せめて換わりになれば
ありえない言い訳塗りつぶして
黒い星が掴んだ
『己が得たは 犠牲を払いまで欲しいか』
罪深き味
濃くとなっていくよう
欲望まで 掻き立てられて
闇に溺れし 光は捨て払った
夢を見るは 余裕残されない
『光を貪るのは
己らなのだ それに気づぬもはや罪』
闇深きけし
潜むものは見えない
罪の味が まとわりついて
光とはもう 何かと思い出せぬ
溺るがまま 底へと落ちてゆけ―
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想