朝食を食べ終えて、いつもどうり、リビングでだらだらしていた。

グ「ねーえー。なんかつまんないよー。なにかしよう」

そういえばグミ姉は家にきたばかりだから知らないけど、たいてい暇なときは、みんなリビングでだらだらしてたり、自分の好きなことをしているのだ。でもそれを知らないグミ姉はさっきから暇だとつぶやいては手遊びをしている。

ミ「グミ姉ー、暇ならみんなでゲームして遊ぼうよ！！」

グ「ゲーム！？　やるやる！」

ミク姉がゲームの案を出したとたんにグミ姉がのってきた。きっとゲーム好きなんだろう。

ミ「おーい！！　カイト兄ー！　メイコ姉ー！　ルカ姉ー！　とリンちゃんとレン君！！　あ、そうだ、マスター！」

ミク姉は最後にマスターを付け足して、みんなを呼んだ。

メ「どうしたのよミク、そんな声出して。近所迷惑になるからやめなさい」

ミ「ちがうの！！　みんなでゲームをしたいの！」

母親のようなメイコ姉に、ミク姉が必死に答える。

カ「え？　なになに、ゲームやるの？　僕も入れて！」

カイト兄が２階からおりてきた。

ル「ゲーム！？　私好きなの！　入れてー！」

ルカ姉もゲームと聞いてとんできた。この家族はゲーム好きが多いのか・・・まあ私もゲームは好きだけど
っていうか、みんな好きだと思うけどね。

ミ「うーん。みんな集まったのに、マスターだけまだ来ないよ・・・」

マスターはだいたいいつも、こんなときは来るのが遅い。いったい部屋でなにをしているのかがすごく気になる。

マ「あー、ごめんごめん。遅くなったよー。で、何だ？　ゲーム？」

グ「マスターよくわかったね！　そうだよ！　ゲームだよ！」

グミ姉が目をキラキラさせてマスターに顔を近づける。でもマスターに、グミ顔近いよ。と言われ、グミ姉は顔をはなす。

マ「いや、こいつらとの付き合いは長いからな。顔を見ればわかるんだよ。っていうのは嘘で、みんなすごくｗｋｔｋな目をしてるからすぐにゲームだってわかるんだ」

グ「そうなんだー！　すごい！」



リ「ほら、レン。ゲームだってよ」

私は隣で転寝していたレンを起こしてゲームをすることを伝えた。

レ「ゲームかぁー。楽しみだな！」

レンがやけに楽しそうな顔で私を見る。

リ「え、なんで？」

レ「なんでって、リン忘れたのか？　ほら、この家族のルールで、ゲームでまけた人は罰ゲームがあることを」

そういえば忘れてた。この家族でやるゲームは、ただ楽しむのが目的ではない。罰ゲームもみんながゲームをやる目的のひとつだ。

リ「そういえばルカ姉とグミ姉に言うの忘れたけど、この家ではゲームに負けた人は、罰ゲームを受けるのが常識になってるから！」

ル「罰ゲームもついてるの！？　それはなおさら楽しみだわ！」

グ「罰ゲームか、萌えてきた！」

ちょ、グミ姉、漢字まちがってるしｗｗ