エピローグ

以下歌詞です。
またひとつのループが終わって 浮き足立つムードの力に頼って
僕はまだ夢見てられる
嗚呼ひとときだけ 嗚呼ひとときだけ
僕は目を閉じる

またひとつのストーリーが終わって 空想の甘い快楽を貪って
僕はなんとか立ってられる
嗚呼ひとときだけ 嗚呼ひとときだけ
僕は身を任す

ハッピーエンドだけじゃ生きていけないから
冗長なストーリーじゃ味気ないから
せめて今だけは全て忘れて
新たにはじまる平凡な月日に思いを馳せてる

振り返れば陳腐なプロット
虚ろな目を隠して踊る
蛇足の後日談に希望を求め
駄作の続編を予感しても

不評な前評判は気にしないことにするよだって
嫌いになんてなれないから

筋書き通りに行かなかったかい？むしろ出来過ぎだったかい？
でもそれも神様の筋書き通りかもよ？
なんてねそんなの つまんないから
僕は

ご都合主義に巻き込む勇気を
定石通りを望む弱さを
外連味溢れる空回りを
いつか訪れるかもしれないどんでん返しに託して

ミスリードで君を煙に巻いて
エンドロール後に隠した本音を
挙句明かさずにいられない
素直になれない僕だけど

未練だらけのあとがきでも
いとおしく後ろ髪引かれ
幕引きの余韻も冷めやらぬまま
新たな序幕を思い描くよ

何の因果か冴えないドラマ達のアンソロジーが
世界を変える時が
いつかやってくればいいな