【A1】
午前4時の薄暗い波音 ほら
目を擦った指先は 少し冷えて(い)た

【B1】
世界に一人 だけしか居ないみたいに
静かな時が 何故だか少し心地良くて

【S1】
明日 空が晴れたら
僕は何処へ行くの?
夢の中で 見つけたガラクタを抱えながら

今は 風が無いから
僕はここに居るよ
少しだけの 孤独をこの胸で噛み締めて

~間奏~

【A2】
砂の粒が掻き消した足音 ほら
目に見えない行き先が 少し不安で

【B2】
優しく揺れる 水面を照らす光は
俯きがちな 僕には少し眩しすぎて

【S2】
明日 空が晴れたら
僕は何をするの?
夢のように 全てを変えられはしないけれど

もしも 風が吹いても
流されないように
少しだけど 強く砂の上を踏み締めて

【C】
遠くから聞こえる
話し声 窓の開く音
忙しさを携えて
いつもの街が目を覚ます

~間奏~

【S3】
そうさ 空が晴れたら
僕は歩き出すよ
胸の中に 仕舞ったガラクタとさよならして

今日も 風が吹くから
この手を広げるよ
鳥のように 水面を遠くへと蹴り飛ばせ

――――――――――――――――――――――
以下、平仮名。(内は1音で2文字です)

【A1】
ごぜんよじの うすぐらい なみおと ほら
めをこすうた ゆびさきわ すこしひえてた

【B1】
せかいに ひとり だけしかいないみたいに
しずかな ときが なぜだかすこしここちよくて

【S1】
あした そらがはれたら
ぼくわどこえいくの
ゆめのなかで みつけたがらくたをかかえながら

いまは かぜがないから
ぼくわここにいるよ
すこしだけの こどくをこのむねでかみしめて

~間奏~

【A2】
すなのつぶが かきけした あしおと ほら
めにみえない ゆきさきが すこしふあんで

【B2】
やさしく ゆれる みなもをてらすひかりわ
うつむき がちな ぼくにわすこしまぶしすぎて

【S2】
あした そらがはれたら
ぼくわなにをするの
ゆめのよおに すべてをかえられわしないけれど

もしも かぜがふいても
ながされないよおに
すこしだけど つよくすなのうえをふみしめて

【C】
(とお)くからきこえる
はなしごえまどのあくおと
せわしさをたずさえて
いつものまちがめをさます

~間奏~

【S3】
そおさ そらがはれたら
ぼくわあるきだすよ
むねのなかに しまあたがらくたとさよならして

(きょ)おも かぜがふくから
このてをひろげるよ
とりのよおに みなもをとおくえとけりとばせ

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

・【歌詞提出用】朝凪(仮題)

かぎしっぽ様ご依頼の歌詞です。
他の方の使用はご遠慮ください。

※漢字表記の方は歌詞としての見栄え重視でスペースを調整しております。
平仮名表記の方はメロディーにあわせてスペースを空けてますので、歌詞を打ち込む際はそちらを参考にしていただければと思います。

※【A1】「冷えて(い)た」ような()内の文字は発音しません。漢字表記の際に見栄えが悪くないように入れております。

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投稿日:2023/05/30 18:21:01

文字数:1,065文字

カテゴリ:歌詞

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