鏡を欲しがった
割れてても構わない
見えなかったんだ
自分の姿

君が僕になるのなら
僕は何になろうかと
歩くこともままならなくて
歪むアスファルトを見てた

響く歌を声を
そこにいる君が
ほらね
少し反射してそこに描いた







鏡の向こうには
自分が映るらしい
でもね見えなかったんだ
君の姿

ある日気が付いた
君はどこに映っているの?
近づいても僕しかいない
眩むガラスと液体の狭間

僕に見えない僕を知るために、
君が見ている、僕を欲しがった
君はいつも僕の方を見て
なにか、なにか、言うけど
何もわかんない

だって見えないんだ
君が好きな僕のことも
君の姿も、
もう全部
何一つ、わかんないって
それしかわからないよ
 言葉だけじゃ、言葉も伝わらない




鏡を欲しがった
手にしたら、血が滲んだ

わかったんだ、痛みが、
此処に居る僕だった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

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投稿日:2022/04/26 04:41:31

文字数:384文字

カテゴリ:歌詞

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