どうしても手が付かずに
指先は迷い想いに暮れて
ただ降り積もるだけの深雪
窓叩く厳寒から北風アモルファスを透過してく
舞い散る粉雪 はらはらと
仄かな吐息漏れ
木枯らし疾る冷たい風を迎えにゆく
綺麗な満月に誘われ窓を開く
冬の息吹が雪崩れ込んでくる
月明かり広がる銀世界
貴方は遠くて届かず
冷え切った珈琲が苦くて
書きかけの手紙
凍える私の想いは
心は立ち行かずに
蒼白く可憐な六花
欠けてしまった
やがて儚く溶けて消えてゆくだけのーー
(間奏語り)
静けさに遠遠思い馳せ
胸に隠れた想いが
温もり溢れて
真雪の上に立ち
降り積む玉雪 深々と
モノクロの世界に
迷い込んだ思考を白へ染め上げてく
立ち止まる私を埋め尽くすスノーフレーク
わだかまる心を氷解(と)かしてゆく
風凪のガス灯仄明かり
月光煌めく細氷
どこへも行けない私に立ち塞が(る)ーー
月明かり広がる銀世界
貴方は遠くて届かず
冷め切った珈琲を注いで
書きかけの手紙
乾いた紙面をインクが
黒へと染め上げてく
立ちこめる霧雪晴れ
澄み渡る彼方
鮮やかな空へ
雪花は溶けてゆく
〜〜ふりがな〜〜
どうしてもてがつかずに
ゆびさきはまよいおもいにくれて
ただふりつもるだけのみゆき
まどたたくげんかんからきたかぜあもるふぁすをとうかしてゆく
まいちるこなゆき はらはらと
ほのかなといきもれ
こがらしはしるつめたいかぜをむかえにゆく
きれいなまんげつにいざなわれまどをひらく
ふゆのいぶきがなだれこんでくる
つきあかりひろがるぎんせかい
あなたはとおくてとどかず
ひえきったこおひいがにがくて
かきかけのてがみ
こごえるわたしのおもいは
こころはたちゆかずに
あおじろくかれんなりっか
かけて しまった
やがてはかなくとけてきえてゆく だけの
(間奏語り)
しずけさにとおどおおもいはせ
むねにかくれたおもいが
ぬくもりあふれて
まゆきのうえにたち
ふりつむたまゆき しんしんと
ものくろのせかいに
まよいこんだしこうをしろへそめあげてく
たちどまるわたしをうめつくすすのうふれえく
わだかまるこころをと「お」かし てゆく
かぜなぎのがすとうほのあかり
げっこうきらめくさいひょう
どこへもゆけないわたしにたちふさが(る)
つきあかりひろがるぎんせかい
あなたはとおくてとどかず
さめきったこおひいをそそいで
かきかけのてがみ
かわいたしめんをいんくが
くろへとそめあげてく
たちこめるきりゆきはれ
すみわたるかなた
あざやかなそらへ
せっかはとけてゆく
タチユキ
sotaro 様から楽曲をお借りしました
ピアプロID: sotaro22
https://piapro.jp/t/qE6N
タチユキ。
文字としてバラすと「立ち行き」「立ち雪」
となりますが立ち雪という単語が存在していない上、
程門立雪という四字熟語はあれど意味合いは曲に似合う幻想的さはなく。
ダブルミーニングとするには……と考えてタイトル変更も検討しましたが、
折角なので主人公には「立雪」
即ち文字通り雪の上に立って、
立ち行かなくなってもらいました。
後は曲のイメージからストーリーにしてみました。
最初に得たインスピレーションは
「物音のしない暗がり、降り積もった雪道を街灯と月明かりを頼りに歩く」です。
しんしんとした銀世界のイメージが、よく浮かびます。
夜の田舎の雪道が分からず気になる方は、
是非ライブカメラなどで探してみてください。
本当は音も聴こえるのがベストです、音は無いけれど。
ぷち自己寸評
4行目の歌詞だけ遊びました。
耳だけで聞くと「窓叩く玄関から来た風」なんのことやら?と。
間奏の語り部は、実はあまり聴き取れていませんが概ねそのまま使用出来ると思っています。
2:33の頭の一音が、抜けてしまいました。現時点では歌詞もよい変更案出ず。
24.02.01 今更作詞解説
冒頭
夜寝る前、主人公は遠距離恋愛の彼に手紙を書こうとして悩んでいるOL
ストーブ(または暖炉)が切れて外の寒さが屋内に伝わる様
アモルファス=非結晶体、つまりガラスのこと
第一視聴で「溶かしてゆく」が似合う曲だと感じ、語感合わせ「とうかしてく」
1番
外を見やると新雪が積もって真っ白
自分の気持ちが分からないまま心が立ち往生
ひえ切った=時間経過&心が冷えている
珈琲が苦い=上手くいかず
ほぼ対称形状の雪の結晶、一部が欠けたならもう形は保てないでしょう
2番
暖かい部屋に対して寒い雪の上に立ち
ようやく自分の心の中の温もりを知る
降り積もる雪は全てを一方的に白くし
複雑に迷っていた心を解きほぐす
目の前の街灯とダイヤモンドダスト
無理に進まないで→家へ帰りなさい、既に心は迷わない
意を決して手紙を書き上げる
さめ切った=目覚まし
注いで=濯ぐ、リセット
終結
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雪は溶けゆくでしょう
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