A
人差し指　重ね合わせて
ぼんやりふわり
待ち時間

朝の会話　思い出したら
にやけそうだから
空を見る

B
空き教室　窓側で
君のことを　想ってる
いつもどおり　流れてく
雲のような日々に　にっこり

A
迎えに来た　君にかけ寄り
「あのね、」と告げて
通せんぼ

ふざけた後　降りる階段
離れそうな距離
追いかける

B
黄昏時　下駄箱で
君の顔を　見つめてる
茜色に　染め上がる
空のような頬が　熱い

B
二つの影　帰り道
また明日の　約束を
色めいてく　穏やかな
雲のような日々を　願う

空き教室　窓側で
また明日も　空を見て
君のことを　想う


ひらがな（参考程度）

A
ひとさしゆび　かさねあわせて
ぼんやりふわり
まちじかん

あさのかいわ　おもいだしたら
にやけそだから
そらをみる

B
あききょおしつ　まどがわで
きみのことを　おもおてる
いつもどおり　ながれてく
くものよおなひびに　にこり

A
むかえにきた　きみにかけより
あのねとつげて
とおせんぼ

ふざけたあと　おりるかいだん
はなれそなきょり
おいかける

B
たそがれどき　げたばこで
きみのかおを　みつめてる
あかねいろに　そめあがる
そらのよおなほほが　あつい

B
ふたつのかげ　かえりみち
またあしたの　やくそくを
いろめいてく　おだやかな
くものよおなひびを　ねがう

あききょおしつ　まどがわで
またあしたも　そらをみて
きみのことを　おもう