A
朽ちた古都の片隅に
一人風に煽られし者
揺らぐ地をも顧みず
孤独の果て囚の檻

B
静寂(しじま)の中消えるよに
潰え無くした思い出は
言の葉紡ぐ声すらも
浚え 誘う(いざなう)我が御手を

S
古(こ)と呼ぶべきは 終焉の
次(し)の風にこそ 現れる
さあ無くべきは 乱雑な
其の夢るべき 我が命

A
果てた世中(よなか)の闇へと
ひとり孤独 噛み締める者
欠けたココロ覚えなし
悲哀の果て 幽の檻

B
砂塵の裏歌うよに
叫び嗄らした声の糸
調べ奏でる琴さえも
壊せ 夜に帰せ我が燈火(とうか)

S
個と名付けるは 惨落(さんらく)の
視の音にこそ 表れる
其の事こそが 平穏な
他が醒めるべき 妖(よう)の聲(こえ)

S
己(こ)と呼ぶべきは 終焉の
死の風にこそ 現れる
さあ無くべきは 乱雑な
其の夢るべき 其が心

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

風化-kaze-

消える歌

閲覧数:95

投稿日:2012/04/19 19:56:42

文字数:368文字

カテゴリ:歌詞

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