道があまりよくわからないので
さっきの同じ制服をした人についていった
確認はしたんだけど…
結局忘れちゃった…笑
走りながら携帯を開いて時間を確認する
入学式の時間まであと2分…。
距離を考えると間に合いそう!!
けどだんだんに同じ制服を着た人と距離が開いてきてる…
もうあんまり見えないんだけど…
しかもこんな道通ったっけ!?
細い路地裏を駆け抜けるとそこには同じ制服を着た人がいた
「やっと追いついたぁ?」
私は膝に手を当てて息を整えていると…
「お前意外と速いんだな」
「えっ!?」
同じ制服を着た人が褒めて(?)くれた
「あ、ありがと…!」
「いや別に褒めてないけどねぇ?」
同じ制服を着た人はすごく笑顔で言ってるけど…
その言葉地味に傷つくよ…
「あれっ?てかここ学校じゃなくない??」
「当たり前じゃん! 今日を何日だと思ってんの??」
「えっ…まさか…」
「そのまさかだよ」
この時点で入学式は明日だということに気がついた
ただでさえ走って暑かった体が恥ずかしさでもっと暑くなる
「嘘ぉ… せっかく頑張って走ってきたのに…」
だったら何で同じ制服の人がいるんだろ…??
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