道があまりよくわからないので
さっきの同じ制服をした人についていった

確認はしたんだけど…
結局忘れちゃった…笑

走りながら携帯を開いて時間を確認する

入学式の時間まであと2分…。

距離を考えると間に合いそう!!

けどだんだんに同じ制服を着た人と距離が開いてきてる…
もうあんまり見えないんだけど…

しかもこんな道通ったっけ!?

細い路地裏を駆け抜けるとそこには同じ制服を着た人がいた

「やっと追いついたぁ?」

私は膝に手を当てて息を整えていると…

「お前意外と速いんだな」

「えっ!?」

同じ制服を着た人が褒めて(?)くれた

「あ、ありがと…!」

「いや別に褒めてないけどねぇ?」

同じ制服を着た人はすごく笑顔で言ってるけど…
その言葉地味に傷つくよ…

「あれっ?てかここ学校じゃなくない??」

「当たり前じゃん! 今日を何日だと思ってんの??」

「えっ…まさか…」

「そのまさかだよ」

この時点で入学式は明日だということに気がついた

ただでさえ走って暑かった体が恥ずかしさでもっと暑くなる

「嘘ぉ… せっかく頑張って走ってきたのに…」

だったら何で同じ制服の人がいるんだろ…??

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【1つだけの命】 第三章

同じ制服を着た人はいったい…!?

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投稿日:2013/04/19 20:12:50

文字数:514文字

カテゴリ:小説

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