-----------------[・天使のはしご・]-----------------
作詞・作曲:Chief Meat
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いつもの帰り道、雲ぐもの隙間から
「天使のはしご」が眩く輝いていた。
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いつも夏の雨は急で、
降るも止むもその日次第。
止んだ後に香る空の澄んだ匂い、
胸に吸い込んでみよう。
ほら深々と。
目を閉じて、感じよう。
今だけは、どんな辛さも
夏風に委ねよう。
ふいに沈む心が一人では苦しくて、
無理に空を見上げて
「天使のはしご」を向いた。
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踊り狂う不安に煽られ、潰され、
もう二度とは戻らない若さを無駄遣い。
いつ止むとも知れない時雨に打たれて、
しゃがみこんで震えた。
目を閉じ、耳をふさいで。
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気が付けば、晴れ間がのぞき
朗らかに鳴く鳥が、あたしにこう告げるの
「ごらん、陽射しが眩しいよ?」と。
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傘を閉じて、一人歩く。
ぽたり、ぽたり、落ちる雫。
もしも君がここにいたら、
二人、笑顔浮かべ、両手を繋いで、
見たこともない光芒を眺めてる。
あの光が差す先には、
どんな希望があるかな?
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いつになれば晴れるの?
飛び交う雲たち。
ひたすら怯えていたら
時間は過ぎなくて。
いつ止むとも知れない大風に吹かれて、
手を握りしめている。
「その内、止む!」と叫んで。
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いつか晴れは戻るの。
輝かしい空を待とう。
雲と雲の隙間に、
ほら、光る道を探そう。
いつもの帰り道、悲しみの合間にも、
「天使のはしご」が眩く輝いている。
00:00 / 05:38
【結月ゆかり V4】 天使のはしご 【オリジナル曲】
結月ゆかりオリジナル曲です。
「天使のはしご」とは、少し曇った日に
雲の隙間から漏れている木漏れ日のような
光のすじのことです。きれいですよね、アレ。
あんな感じのさわやかさ、そして
いつ暗転するか分からない空模様の不安さを
表現しようとしてみました。
第一版なので、今後ちょこちょこと
改版となる可能性がありますけど、
大して変わらないと思います。
【改版履歴】
2016/08/20 メインボーカルにブレスを追加。VariAudioで音程編集。
2016/08/22 ドロップ前のSEを変更。
2016/08/23 若干の音質バランス変更。
2016/09/03 少し編曲を修正。ゆかり「穏」の成分を追加。
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