暗がりを照らして
仄かに巻き戻した
すこしだけ早い心音を
呑み込むように
その細い指で
包み込んでしまえば
それでいいと思えた
ゆらり、揺らめいた
水面の星を砕いて
小指でそっとなぞったの
きらり、煌めくなら
なにもかも嘘と教えて
それからいっそ消えてしまえ
華やかに羨む
視線を繰り返した
いつもより遅い波音と
焦がれるほどに
また 泡のように
割れてしまうとしても
それでいいと言いたい
ゆらり、揺らめいた
真夜中の月を隠して
浮かぶわたしを、どうか
きらり、煌めくから
なにもかも君が教えて
そしたらいっそ消えてもいい
ゆらり、揺らめいた
水面の星を砕いて
両手で口に運んだの
きらり、煌めくなら
なにもかも夢と言わせて
いつかはふたり消えてしまえたら、よかった
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