物悲しげな銀色の月が
雲も星も無い空に浮かんでる
歌えもしない想いが
遠い遠いあの月に
届くなら分かり合える？

果てしない旅路の最中に
大事なもの落としてしまったの
取り戻そうとしても
何処に落としたのかわからなくて
私が泣いたとしても
拭ってくれる手もないよ　もう

ぼんやりと浮かぶ銀色の月が
雲も星も無い夜に浮かんでる
寂しいと揺れる想いが
遠い遠いあの月と
同調（シンクロ）するなら呼び合える？

あてのない散歩の途中に
大切なもの振り払ってしまったの
取り戻そうとしても
去る背中はもう見えなくて
私が帰ったとしても
迎えてくれる声はないよ　もう

寂しげに光る銀色の月に
雲も星もある夜が来てしまう
まだ孤独に耽る想いを
遠い遠いあの月が
気付くなら君は来る？

キリのない質問の答えに
たった一つの答えすら見つからないの
問い詰めたとしても
答えをぶつける相手が居なくて
私が答えを出したとしても
聞いてくれる人はないよ　もう

悩ましげに浮かぶ銀色の月は
もう存在しなくて
また独りで夜を泣き明かす