よにわずらいながる
なみだのはてに
いたみをころし
わかれをつげるこえは
かみへのうらみ

だれかのうらみも　だれかのあいも　かぜふくさきには　とどかない
よりそいすくって　こぼれおちるあい
てのひらつかんで　ねつつたわる

かみもほとけもいかすはわたし
ああ　だれかの　いのちの　うえに
ゆめもきぼうも　ほうりなげ
かけだす　もがく　きみのもとへ

ときながるたがえた
そくどせつなし
いたみをかかえ
こえにもならぬこえは
かみのみぞしる

だれかのさけびが　しずかなこえが　かぜにもあめにも　かききえず
たすけをいのって　とまどいただよう
ほはばをあわせて　ねつつたわる

しぬもいきるもきめるはわたし
ああ　せかいは　つめたく　まわる
さいもさだめも　ほうりなげ
さしだす　しずむ　きみのまえ

かなしみ　てりつけ　ひあがる　ひとみでにらむ　かりん
ないと　いきて　ゆけない　けれど

きみもわたしもいきるはこのよ
ああ　まよいや　まどいは　すてて
ゆめときぼうを　ひろいあげ
かけだす　だれの　てをひいて

かみもほとけもてだしはできぬ
さあ　であいも　わかれも　こえて
きみとこころを　かよわせて
かけだす　そらは　あおく　ひろい

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世に煩い　流る涙の果てに
傷みを殺し　別れを告げる声は
神への恨み

誰かの憎みも　誰かの愛も
風吹く先には届かない
寄り添い掬って　零れ落ちるアイ
手の平掴んで　熱伝わる

神も仏も生かすは私
ああ　誰かの命の上
夢も希望も放り投げ
駆け出す　もがく君の許へ

時流る　違えた速度切なし
傷みを抱え　声にならぬ声は
神のみぞ知る

誰かの叫びが　静かな声が
風にも雨にも　掻き消えず
助けを祈って　戸惑い漂う
歩幅を合わせて　熱伝わる

死ぬも生きるも決めるは私
ああ　世界は冷たく廻る
賽も運命も放り投げ
差し出す　沈む君の前

悲しみ照りつけ干上がる瞳で睨む火輪
無いと生きて行けないけれど

君も私も生きるは此の世
ああ　迷いや惑いは捨てて
夢と希望を拾い上げ
駆け出す　誰の手を引いて

神も仏も手出しは出来ぬ
さあ　出会いも別れも越えて
君と心を通わせて
駆け出す空は青く広い