僕らの羽の根
詩:赤りんご@
手の中にあったはずの僕の羽を
ひとつひとつ増やしていった
やり残したことなんて残そうなんてなんて
思ってないから
手紙だなんて今更だなんて
諦めがついちゃうのは
悪いくせで
僕らの背中には何があるんだろうな
小さい小さい卵から
僕らの心は小さく生まれて
大きくなるまでに誰からの愛を、
愛を受け取るんだろう
幸せを願っていた僕らそんな
大きな大きな日々尽きていった
夢がいっぱい詰まったこのリュックサックに
願いなんてあったのかな
心がすっと安らいでく
優しさを感じたいのは
少し我侭かな
僕らの背中に生えてたのって、さ
少し大きな少年になった
僕らまだ夢を見ることを恐れないで
食べられそうな喰われてしまいそうな夢を、
愛を守り続けたいんだ
みんなが
ひとつで
ひとりで
いるわけなんてないんだ
雨から
光から
雲から
降り注いだ僕ら
あめんぼは赤いまま変わらずに綺麗に育っていく
いつかは叶えようと
いつかは、いつかは僕ら
子供だった事忘れて
次の僕らに羽を預けてるんだ
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