ジャケット

どんな表情をしているだろう。
僕の人生、全てが遺書だ。
片道切符で乗車していた。
朝は無人、眼下の川、茜色。

読まれない文を認めた。
今更だって分かっていたけど
声も失くすだろうから
詞にしよう。
残ることを祈りながら。

星の魚になりたかった夏が過ぎていくから。

もう一度だけ、
もう一度だけ、
貴方に会いたいと歌っただけ。
もう一度だけ、
もう一度だけ、
届けと願って歌っただけ。

指先が冷えていくから、
少しだけ生きている気がした。

昨日に溺れた今日を見ている。
何一つさえ残らない僕の
折れた筆で吐き戻す
空と送り火、風鈴に息、褪せた唄。

花を差す火薬の匂い。
夏を焚べて征くから。

もう一度だけ、
もう一度だけ、
届くといいなと歌っただけ。
もう一度だけ、
もう一度だけ、
あの日のアストロノーツ、
歌っただけ。

夜明けが見えていたから、
いつまでも生きていける気がした。

00:00 / 04:27

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【初音ミク】あの日のアストロノーツ【オリジナル曲】

大好きでした。これからも多分大好きです。
椎名もた(ぽわぽわP)さんへ。

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投稿日:2024/09/23 20:45:27

長さ:04:27

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カテゴリ:ボカロ楽曲

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