木漏れ陽を踏みながら
旅する人はただ仰ぐ
緑の先にあるは
途切れた雲の連なり

誰しも通わぬ道
掻き分けあの樹の元へ
訊ねるは古(いにしえ)の
今と変わらない姿

聴こえるざわめきは何処から
見渡しても見え隠れ
共に届く薫りに呑まれ
旅人は眠りにつく



茜空 万華鏡
帰りを辿る鳥の群れ
美空を飾る羽根が
鳴いて木霊する天音

侘しさ募る景色
眺めて立ち上がる人は
静かに別れを告げ
みちなき旅路を歩む

またいつか此処へ来るのかと
問いかける声儚し
応える気は無く笑みかける
旅人はやさしき人

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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宿杜

閲覧数:79

投稿日:2014/01/23 11:28:12

文字数:249文字

カテゴリ:歌詞

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