ひとつの色を塗れば 絵の上で混ざり合う
初めから答えがある生き方なんてないように
傾いた陽射しが 今日の終わりを連れて
うんと伸びをする君の家路を眺めている

いつまでも真っ白なこの枠の外に
君をとどめておけたなら
そして 何も持たずに 何も考えずに
見つめあう時が来たらいいな

時が紡ぐ60億の物語たち
君と私 この出会いも きっと世界の一部だと
消せずにいる 下書きのはずだった“つながり”
いつの間にか赤い色をつけようと思ってた


午後三時の部屋から すべての音が消えた
君は私を抱き寄せてぎゅっと力をこめた

もう二度とあの古い大きな椅子に
君がすわることはない
だから 今まで過ごした 日々たちのように
君を待つ時間は来ないんだ

時が経って乾ききったパレットを洗うと
君の色が 川を作り どこか遠くに流れていく
忘れたくない でも下書きのままの“つながり”
窓の向こうの夕暮れが代わりに色を染めてる


時が紡ぐ60億の物語たち
君と私 この出会いが 世界の一部だとしても
にじんでいく 下書きのままにした“つながり”
いつの日にか赤い色をつけられるのかな

いつか君を描いた絵もどこかを旅するのに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Painter's Red(仮)

maskさんの楽曲(http://piapro.jp/t/_7JP)に歌詞応募。
あまり「イメージ:夕暮れ」は反映されていませんが(汗)、ひとりの絵描きさんが絵のモデルさんに恋をするけど結ばれないというイメージで書きました。

閲覧数:151

投稿日:2011/03/07 00:19:46

文字数:507文字

カテゴリ:歌詞

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