ゆらりゆらり 鬼灯洋灯(ランプ)
紅い光が ほのかに揺れる
日差しの和らぐ夕暮れは
紅い紅い 光が満ちる
夏の日は長いけれど
いつか黄昏 訪れる
涼風そよぐ頃はもう宵の口
一人ひとりと 帰りゆく
ゆらりゆらり 鬼灯洋灯
紅い光が ほのかに揺れる
空に浮かぶは盆の月
皓い皓い 光を放つ
夏の夜は短いながら
いずれのモノも 訪れる
蜩の鳴く頃はもう宵の口
一人増えても わからない
ゆらりゆらり 鬼灯洋灯
紅い光が ほのかに揺れる
闇夜に踊る蛍火の
蒼い蒼い 光が消える
夏の闇は深くて暗い
道行く人の 不確かさ
提灯揺れる頃はもう宵の口
一人消えても わからない
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