ふと 思ったんだ
ココは広大で
けれど 見えない仕切りに覆われた
小さな箱の中なのだと

僕の周りの大勢は
結局の所 上から覗けば
少数でしかない
なんて広く 狭い世界
些細な喧嘩で
忽ち炎に包まれる

大きいけれど
狭過ぎる この箱の中
僕達は日々 争い続け
血で血を洗い
誰かを憎み 憎まれてる


ふと 気付いたんだ
ココは狭小で
しかも 格子に囲まれた
小さな檻の中なのだと

僕の周りの少数は
実の所 紛れて見れば
うんざりする多さ
なんて狭く 小さな世界
些細な争いは
直様燃え広がっていく

窮屈なのに
増えていく この檻の中
僕達はまた 傷付け合って
血で血を洗い
誰かを恨み 恨まれてる


あぁ きっと
気付いてやしないんだ
誰一人
溜まり溜まった憤怒が
淀み淀んだ憎悪が
巡り巡った怨念が
弾け飛びそうな事

コレは蠱毒
どす黒い 呪詛の塊
きっと誰一人 抗えない

皆孤独
冷え切った 心の深部
どうかお願い 温めて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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  • オリジナルライセンス

蠱毒

蠱毒って、知ってる人は知ってると思いますけど…まぁ所謂アレです。呪術の1種です。虫を使ったえげつないやつです。小さな壺やら瓶やらに閉じ込めて、互いに喰らわせて…最終的に1匹残るのか、それとも全滅するのか…。それは分からないけど、似てると思いませんか?互いに潰し合う人間に…。

閲覧数:35

投稿日:2019/10/26 06:11:51

文字数:423文字

カテゴリ:歌詞

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