ひとりの海原で
たぐりよせたのは
すこしのお湯と
冷めたとまどい

膝をすり抜け
トビウオ、とぽん

さびしさは鳴るならば
それは果たして
閑けさよりもうるさいものか

わからずやほど
嘘を見抜く
つましく甘く
濡れた嘘

綺麗な言葉が
醜く光る

どうすればいい?
どうすれば

跳ねたトビウオ、
雫になって
まぶたで憩う
わたしになる
わたしになる

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飛魚

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投稿日:2019/11/19 22:10:16

文字数:176文字

カテゴリ:歌詞

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