のらりくらりとチューインガム
置き場所の無い花束放り出した

思いつきのセンチメンタル
僕もそのひとりだ

すり潰した甘い毒が
身体に回る前に
あなたみたいにしてみようか
そんな気は無いけど

どうにかこうにか紡ぎ出した
あなたへの言葉も味気ないや
噛めば噛むほど終わってくガムに
酸いも甘いも託してさ

何でもない日に思い出した
あなたの歌を肺に響かして
飲み込めないこと分かってたけど
それでも、

それでも、
それでも、


代わる代わる遊んでみても
あなたの代わりなんて沢山いたよ

大人になれない呪いのよう
未だ騙されてたい

飼い慣らした惨めは酩酊
毎日に零れていく
あなたみたいにしてみようか
そんな気は無いけど

にっちもさっちも行き放題で
ありふれた幸せ噛みしめてんだ
喉が渇いて涙を飲んだ
それが合図だったのかい?

何でもない日に思い出した
あなたの歌を肺に響かして
飲み込めないこと分かってたけど
それでも、

それでも。


膨らまない幸先の果てに
萎んでゆく妄想の果てに
あなたはただ死んでしまった
優しい歌遺して

響き出した最終の歌も
閉じこもったメランコリックも
あなたの知らないとこへ行った
あなただけを遺して


それから、
どうにかこうにか紡ぎ出した
あなたへの言葉も味気ないや
噛めば噛むほど終わってくガムの
酸いも甘いも飲み込んだ

何でもない日に思い出した
あなたの歌で肺を誤魔化して
飲み込めないこと分かってたけど
それでも、

それでも、
それでも。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ミント

綺麗に包んで捨てられるまでは。


噛みしめたお話。

閲覧数:305

投稿日:2019/03/10 02:54:58

文字数:650文字

カテゴリ:歌詞

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