『準惑星』

あなたが現れたその時から
わたしは何かが壊れてしまった
そんな気がして

そばにいるのに あなたのその姿は
どこか遠くの世界の 匂いがするようだ

誘蛾灯の明かりに群がる小さな虫
なぜだか少し虚しく見えた

遠ざかっていくのは あなたのその背中で
見失ってしまうには それはあまりにも近くて
離れてゆくのを 流れてゆくのを
みないふりしていた ただ
誤魔化しているだけ

あなたの世界は大きくて
誰も彼も飲みこまれそう
私はただ過ぎ去りゆく
世界をなぞっているだけ

星の明かりがささやく黒い空に
揺らめく光 私を照らす

追いつけやしないまま
あなたになれないままで
あなたが歩いた
その道のりを辿って
なぞっているのを
囚われゆくのを
流れてくのを ただ
いつかいつの日かは

あなたになれるかな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

準惑星_歌詞

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投稿日:2025/01/23 23:01:42

文字数:359文字

カテゴリ:歌詞

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