どうせ消え逝く運命(さだめ)なら
せめて最期は見せないで
だれにも知られず融(と)けようと
思った
十四(じゅうし)の夏の昼下がり

あの日揺らめく陽炎は
アスファルトさえも弄び
最も
優雅に見えていた

75%の片割れは
一体何を思うのだろう

ずっと一緒
そう思ってた

それを拒む
25%の個体

ちょっと待って時間
何時(いつ)から違(たが)った?
考えた
アルバムを見る
『嗚呼…、
 十年前なら』
“十年前なら”?

違うんだきっと
僕らはずっと

何時(いつ)の日か

産声のどちらが
先であったか
今となっても
知る術(すべ)は無く

回る鍵盤
裂ける音色
悲しい歌
解けた五線譜
五つの線は絡まって
雁字搦(がんじがら)めの午後6時

-

今に消えると慰めた
直(す)ぐに治ると説き伏せた
『君にも解っている筈だ』
呟く
十四(じゅうし)の夏の黄昏

あの日揺らした風鈴の
透明な音は翻(ひるがえ)り
今も
クオリア滲み付いて

75%の片割れは
一体何を思うのだろう

ずっと同じ
そう思ってた

それを拒む
25%の自分

待ってくれない時間
違(たが)う足音
振り返る
そっと眺める
『嗚呼・・・、
十年前でも』
十年前でも

産声あげるより
ずっと前
僕らが生じた
その時から

うねる旋律
紡ぐ音色
分かれた球(たま)
僕らはきっと解けている
二重螺旋は午前4時

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

十四の陽炎(リンレン歌詞・作曲者様募集中)

「じゅうしのかげろう」です。「じゅうよんのかげろう」ではありません。
半一卵性双生児という極稀に生まれる双子をテーマに書きました。(一つの卵子と二つの精子で出来た一卵性双生児なので異性一卵性双生児になる場合がある)

閲覧数:93

投稿日:2011/07/30 15:37:10

文字数:596文字

カテゴリ:歌詞

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