らしさ feat 初音ミク,猫村いろは

ピントを合わせても合わせても
ぼやけたままで見えないんだ
近くにあるようで遠すぎて
どこにあるのかも見えないんだ

自分なんてあるようでなくて
考えたって仕方がなくて
探せば探すほど迷って
最後はいつも深い森の中

たくさんある人格の中
どれが本当と言い出すのなら
少しぼやけた輪郭もまた
存在理由に意味あるのかな
考えても無駄な時間 頭の中では疑いなく
小さい頃から憧れた自分の理想の姿になるけど
結局周りが決めるイメージ　
無理に綺麗に振舞うために自分を否定し
いつしか自然に愛想笑い もう無いこだわり
じゃらしさってなんだろう　なんだかんだ気になる
心が半端なんだ
基準が違う自分らしさ
そんなのわたしに何かあった？　

ピントを合わせても合わせても
ぼやけたままで見えないんだ
近くにあるようで遠すぎて
どこにあるのかも見えないんだ

いつも私がみんなの中心
キラキラしていて良いなと言うし
それでやることやるきちんと
嫌でも集まる厚い人望
みんなに言われる人気者
悪い気しないから信じとこう
なんて夢の中では描かれる
そして朝になったら目が覚める
現実とのギャップに軽くダメージ　その後ため息　
目をこすりながら何の為生きる？とかって
始まるとまた嫌になるよ
満たない心の汚い所
ネガもらしさ？　大した皮肉
でもそういういらない物ほど自分にとっての大事な一部

ピントを合わせても合わせても
ぼやけたままで見えないんだ
近くにあるようで遠すぎて
どこにあるのかも見えないんだ

少しだけ歪で朧気な輪郭もまた 私の一部
少しだけ歪で朧気な輪郭もまた 私の一部だから

常に目隠し　そして手探り
探して見つかる物でもないって確信
開き直って少しポジティブ
そうしてネガを乗り切る
少し気分を変えてくか
いつかは自分を愛せるさ
個性がないって泣いてる日々に
描いてく道こそアイデンティティ