「よし!じゃぁさっそく始めようか!!」

あ、言おうと思ったことデネに取られた…
「「「いっただきまーす!!」」」
「大人の皆さんにはお酒も用意してありますわよ~」
「さっすが、おキク!あたしいつものビールで!」
「デネさん飲み過ぎないでくださいよ?」
二十歳以上は次々飲んでいってるよ…鍋食べないのかな。
私たち未成年組は取り皿片手に待てを食らってるんだけど。
「ねぇマスター、食べてもいい?リコお腹ペコペコだよぉ」
「いい…んじゃないかな。いただきますはしてるし」
「じゃぁ、大人の分も食べちゃえー!!」
ラビの一言の後、一斉にお鍋に突っ込まれる箸箸箸…
この勢いだとほんとに大人の分なくなるよ…?
「お肉ゲットぉ!!」
「なッ!ウサギのクセに肉を食うとは…貴様魔界より送られし「ケイは黙ってて…」
「お野菜…おいしぃ…です」
「エメちゃんどんどん食べなよ?男子共に全部取られちゃうよ」
「…はぃ。マスターさん」
「お兄ちゃん。しぃちゃん寝てる?」
「あ、本当だ。サレは気にせず鍋食べとけよ。オレが運んどく」
おおお…どんどんカオスになってる。誰が何喋ってるのかも分かんない…しかもシヲちゃん寝ちゃってるし!肉争奪戦が始まってる中、ルサくんとエメちゃん野菜しか食べないし。
―大変だけど、なんか楽しいなぁ。
「ロクくんお肉食べないならラビたんが貰っちゃうよ~ッ?」
「うわああぁ!近寄らないで下さいぃ!!」
「…なんかごめんなさい」
「あ、すいません!おれ年上の女性が苦手で!!」
「貴様名前に死ねなどと!まさか、悪の手先…!?」
「失礼ね!シネじゃないです、ウジネですッ!あなたこそなにか憑いてるんじゃないですか!?」
「ケイ…女の子に失礼だよ…」
「!…あなたは?」
「僕?……厨鈍ヨウ」
「ヨウ様…」
おいおい、なんの少女漫画!?明らかミコちゃん目キラキラしてるし!
「まぁまぁ、みんな落ち着いて…」
おーい…ボーカロイド諸君~…マスターの声も聞こえないの~…
私より年上の頼れる未成年は…?
大人組の宴会(?)に混ざってるし!!いや、お酒は未成年飲んでないけど!
テルくんもシヲちゃん運んでくれたっきり戻ってこないし…。
「…ごちそうさまです」
「ルサくん?もういいの?」
「ぼくのことは気にしないでください、マスターさん」
えぇぇ…そのままどっか行っちゃったし

そうこうしてる内にいつの間にか空になったお鍋の中。
「ラビたん満足~」
「大人組は楽しそうにまだやってるね」
「マスターは混ざってこないの?」
「ん。子供組で遊んどくほうが楽しそうだから」
「そうだね~」

まぁ、時間もいい具合になった頃エメちゃんも寝ちゃったりして…
「よし、子供達は帰ろうか。マスターまだ飲み会モドキが続いてるんだが…」
「大人組は心配しないで。ナントは酔ってないの?」
「自分はあんまり飲んでないから。ほら、ロク帰るぞミコも。ルサ…は外か、エメはおぶって帰るかな」
「ふふっ、なんかナントってお父さんみたい」
「そうか?まぁ、マスターがそういうならそうなのかもな。じゃ、残りの大人4人はまだ邪魔すると思うから」
「うん、気をつけてね」
ナントのとこの子供達も口々に挨拶して出ていった。
ふぅ…。ちょっと静かになったかな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ようこそ☆亜種藍荘へ!6

次は大人組の様子を書こうかな…

閲覧数:55

投稿日:2010/08/20 21:38:28

文字数:1,359文字

カテゴリ:小説

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    桐生 朔夜☆Twitter

    ご意見・ご感想

    このシリーズ、大好きですww(*^^)v いろんなキャラ達の会話がすごくおもしろいw・・ww(^u^)んふふ

    2010/08/21 00:46:54

    • 0-ko

      0-ko

      読んでくれててありがと?!(*´ω`)

      続きはいつになるかわかんないけど…☆

      2010/08/21 07:57:08

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