さざめく空 ほんの少し大気の色に熱を帯びた
重なる弧に帆を向けた 鈍ゆ風に憂う中

幾千の想像と現実の為に幾億の生命と憧憬が消えた?
夢に惑い嵐となり一陣に舞う塵となって
消えてゆく 消えてゆく 消えてゆく

ここに在るのは灯火 消える宿命の紫電にも似た
<僕を壊して 叫んでる 叫んでる>
いつか失う誇りと 故に手にする透明な明日に
<何を添えよう 色を付けていくんだ >

朽ちゆく影 弦は響く 軋む陽炎 鉄の鼓動
星へ走る矛の鋭き楔を立てよ 核となれ

幾千の閃光と轟音の中
幾億の波と揺れ風は強く
痛みに耐える中 答えは無い
ただそこで共に散る
藻屑のように

ここに在るのは灯火 風前の中で尚も足掻いた
<いずれ消えてく全てを照らして>
いつか失う歴史と 故に手にする透明な明日に
<何を称えよう 色を付けていくんだ>

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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鈍ゆ風

「鈍ゆ風」は造語。雨が降る前の重い感じの風を例えた言葉のつもり。

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投稿日:2019/01/28 02:27:11

文字数:373文字

カテゴリ:歌詞

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