(これは、『300字で小説を書く』という試みのもと、作成されています)


        分かれ道(道partⅡ)
                             猫とロハス

 まだ日本にいた半年前の俺は、内定をことごとく取り消され、大学院へも進めず、彼女にも振られた。
 バイトで稼いだ貯金を叩き、俺は今、広大なアメリカの地にいる。
 ただ意味もなく、自転車で横断をしたかった。
 否(イヤ)!ただ逃げたかっただけだ!そこから、日本から、現実から。
 そして幾度目か忘れた分かれ道に出た。
 乱れた息を整えつつ地図を広げながら、この先どこへ行こうか考える。
 が、直感で選んだ方向へ進む事にした。
 俺の人生も!
 大丈夫。この先も、何があっても、俺は前へ進める。
 そう信じて、自転車のペダルを漕いだ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

分かれ道(道partⅡ)

これは、『300字で小説を書く』という試みのもと、作成されています

閲覧数:98

投稿日:2012/06/30 01:23:34

文字数:364文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

  • 関連動画0

クリップボードにコピーしました