「正しい光」
捧げます。
私は言葉だ。
捧げます。
一度。
不安なんだ、ただ生きているだけで……。
うまくやっていけるかどうかなんて……わからない……。
我々は、
……我々は、
闇の中を手探りで進んでいるようなモノ……
闇の、中を、手探りで進んでいるような、モノ。
「神様、太陽の光のような明るさを私に求めないで下さい」
と、あいつは歌った。
「太陽の光は私のようにはできていない」、
と。
また、彼は
「私の心に火をつけてくれ。」と歌う。
「この夜を燃え上がらせようぜ」、
と。
また、あの人は情熱的で、
その光は炎のように、照らす。
過去も、
現在も。
私はあの人のように「残せる」だろうか……?
この秋の光に、
正しい光に、
かがやかしくさえ感じられる光に。
そして今は、
海のように激しく、
海のように穏やかであって欲しい……
曲を作ろう、
歌を作ろう。
我々に作り出せてないモノは、まだたくさんあるじゃないか……!
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