唄いたかった言葉を詰めて
箱の中はいっぱいになった
それはおそらく夢や希望と
呼ばれるのと同じものだった

願い続けた想いはいつも
中途半端に途切れて消えた
そんなものだと君は笑って
繋いだ手を離してしまった

僕は箱の蓋を閉じて
そっと鍵をかける
君は僕の箱のことを
ずっと知らないまま

誰にも見えない夢なんて最初から
何もなかったのと同じことだから
僕には届かぬ声なんて最初から
何もなかったのと同じことだから
箱庭の中に閉じ込めて
見ない振りの夢は今日も泣いてる


唄えなかった言葉が全て
箱の中で枯れ果てていった
そんなものだと僕は言えずに
箱の蓋を開けようとしたんだ

願い続けた想いがいつか
ひねてこじれてエゴに変わった
それはおそらく嘘や弱さで
塗り固めた酷いものだった

僕は箱の中を見たら
きっと泣くのだろう
こんなはずじゃなかったんだ
君は知らないまま

誰にも見せない夢だった何かをさ
全て失くしたのにやっと気づいたよ
僕だけ抱えた唄だった何かをさ
全て失くしたのにやっと気付いたよ
箱庭の中は空っぽだ
見ない振りのツケで僕は泣いてた


本当は君に見せたかったんだ
「そんなもの」なんて言わないで
本当は僕も唄えるんだって
箱庭の中で朽ちた夢

誰にも見えない夢だけどいつだって
僕の生きがいには違いないからさ
君には届かぬ声だけどいつかはね
きっと伝わるかも知れないんだから
箱庭の底に芽があった
朽ちたはずの夢が今日生まれた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

ハコニワリサイクル

1年以上ぶりに、曲先じゃない歌詞を書きました。
私だっていつも終末世界的なものを書いているわけじゃないねんで。

例のごとく、いつかカイトに歌わせたい的な意味でカイト歌詞扱いしてますが、当分DTMを勉強する余裕はなさそうなので、曲をつけてくださる方がいらっしゃいましたらボカロにこだわらずどうぞお使いください。
ただし、ご使用の際はプロフ必読で。
無断改変は基本NGです。曲制作の際に字数などどうしてもあわないなどありましたら、当方までご相談ください。何度も言うようですが、無断改変は原則許可しておりません。よろしくお願いします。

閲覧数:321

投稿日:2014/07/09 02:59:51

文字数:628文字

カテゴリ:歌詞

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