どうやったってなにやったって
手に力は入らないし頭はぜんぜん動かない
周りの人は「だめなやつだやるきがないやつだ」なんて矢印(←←←)向けて言うけれど
まだまだ僕は充電中電池が無いだけなんだ

バタバタバタバタ人の足音
カタカタカタカタ四角い箱が
ガタガタガタガタ僕の足が
明日の反対を歩き出した
あっち(←)こっち(↓)そっち(→)へと
揺らぐ揺らぐ揺らぐ揺らぐ

なんてったってそうだったって
写真は変わりはしないし日々はぜんぜん変わらない
昔の僕は「おおきくなったらひーろーになりたい」だとかあっち(←←←)を向いて言うけれど
そんなの今更思い出しても意味が無いだろ

グラグラグラグラ僕の夢が
ギラギラギラギラ周りの目が
ジロジロジロジロ弱い僕を
暗いところに閉じ込めた
どこだ(→)そこだ(↓)あれだ(→)これだ(↓)
知らない知らない知らない

「社会不適合者」とか「ひきこもり野郎」とか
そんなの知らない知らない
「弱い僕」は「弱い僕」のまま
ぬるま湯に砂糖を足して浴びる

ユラユラユラユラ僕の声が
ピカピカピカピカ四角い箱と
キラキラキラキラ僕の城に
響いた響いた響いた響いた

クスクスクスクス電子の言葉が
ザクザクザクザク心を刺してく
いいんだいいんだいいんだいいんだ
ただそこにあったのは
僕と四角い箱と僕の城