A
安い紙に書かれていた 2人を再び繋ぐ赤い糸
キミの名前に 何を思ったのだろう
ぼくの名前を 見てくれたんだろうか
A
今ならば言えるけど どうにも怖くて、それだけのことだ
あの日のような 「好きだよ」って言葉
ぼくだけなんて 考えたくなかった
B
キミとの幼い記憶が
日常の中に溶けていく気がしたんだ
どうして? もう遅いのなら、涙なんて必要ないのに
S
旅立ったキミを想って、想っては泣いてしまうよ
そんなぼくを笑ってほしいんだ
どんな結末でも構わないから
もう1度だけ、伝えればよかったんだろう
A
どこかで聞いた噂 人を貶めて 傷つけていたと
確かめもせず 遠ざけていたんだよ
本当かどうか ひとつも知らないのに
B
風邪をよくひいてたキミを
無邪気なぼくではとても気づけやしないで
やめてよ もう遅いのにさ、後悔だけが募ってばかりだ
S
あの頃の記憶すべてを キミが忘れていたって
この思いは消えはしないのだろう
だけど覚えてたらなんて願うよ
真実はもう 闇の中で息をするのに
C
あれからぼくは大人になったよ 背もあの日より大きくなったよ
でもね、「キミを忘れてしまう日が来るなら子供のままで」なんてさ
本当、バカみたいだな
S
旅立ったキミを想って、想っては泣いてしまうよ
そんなぼくを笑ってほしいんだ
そうだあの日2人恋をしていた
キミの「好き」がほら 今でも残っているんだよ
S
明日がまた訪れては あの日がまた過去になる
ああ今でも キミが好きだよ
きっと何もかもが遅いのだけど
歩いていくから キミがいないこんな日々を
だからいつの日か またキミに会えますように
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