小学校のころ
国語の時間に作文を書く授業があったんだ
「せんせい、なに、書けばいいですか」
「家族との想い出について書きましょう」
みんな「簡単だね」と笑ってた

だけど どうして
僕は書けなくて
目の前に置いてある白紙の原稿用紙を見て
鉛筆を固く握り締めた

心の中で
「パパとママは仕事で忙しくて、遊んでくれないんだ。だから、想い出なんかないんだよ」
なんて、自分に言い聞かせて
有りもしないことを書き連ねてた

中学校になれば書けるようになるなんて 夢見てたり

中学校のころ
国語の時間で作文を書かなきゃいけなかったんだ
「感動したことについて書きなさい」
先生は黒板の前でみんなに言っていた

ほらね やっぱり
僕は書けなくてさ
みんなのシャーペンが紙にこすれる音を聞いて
唇をかんだ

頭の中で
「感動なんてつまらない」
なんて、みんなをさげすんで
有りもしない感情を書き連ねた

高校になれば書けるからとか 誰かに向けて言ってみたり

それでも、何年経とうと
僕は何も書けなくて
やっとのことで気づいたんだ
ああ 薄っぺらい人間だっただけなんだって
でも、気づいたときにはもう
遅すぎたよ
迎えはもう目の前に来ているんだ
ああ 案外つまらない人生だったななんて
他人事のように構えてみたけど
哀しいよ

僕の本は薄っぺらい、つまらない、上っ面だけの、嘘だらけの─……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

no title

やっぱ、no titleなんだね。

「僕はつまんない」

初投稿から数分経ちました。2回目です。まあ、溜め置きがあったって感じです。
さきほどは前向きになったので、今回は後ろへバックしてみました、noiです。
またもや、変で、下手で、は?って感じで失礼します。ごめんなさい。

閲覧数:106

投稿日:2012/10/20 17:48:12

文字数:590文字

カテゴリ:歌詞

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