A
薄暗い路地
剥がれかけのプロパガンダ
そのずっと向こう
影に住む者がいる
B
命を受ければ 何をするも厭わない
その実 彼の見る世界はあまりに 普遍的
人の命奪うその手は 泣いた幼子をあやすだろう
サビ
赤く閃く慟哭の 声なき刃(やいば)は
人の欲そのもの 業を受け負う者
重く澱んだ汚泥のような利を得ても
立ち返る刃の 二閃目はきっと
自らの首への軌道を描(えが)く
A
雑踏の核
嘘まみれのイデオロギー
声の主(ぬし)を刺す
影に生きる者が来る
B
悲鳴を背にして 群衆に紛れ消える
その手に 持った凶器がまだ ぬくもりを捨てぬ間に
人の目を避け行く足取り 泣いているのを隠すかのように
サビ
黒くはためく外套の 消えて行く先は
光の届かぬ闇 罪の比喩の如し
酷く歪(ゆが)んだ 偽善の欲の身代わりに
手を赤く染めても 行く先はずっと
主義のなき 無言の執行者のまま
サビ(前半部分のみ)
赤く閃く慟哭の 声なき刃は
人の欲そのもの 業を受け負う者
人の心の暗澹 糧に生きて
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