A.揺れる天井の蜘蛛の糸、
掴むほどの形もなく、
生きとし生けるもの、
一つや二つある、
欠けたピースを、
探す、探す、探す、
B.日々、日々、ズレていく、
心の中身さえ、
ヒビ、ヒビ、ズレていく?
連れて行かないで!
サビ.夜に咲いたあの日々に、
連なる階段は、
置いてってしまった、
きっと私は報わせられない。
気づいた時には、
部屋の隅の屑。
墓に馬鹿にされても、
そうとしか言えなくて、
不意に流れた水滴を、
無意味と言わないで。
C.揺れる揺れる夢の中、
腐る腐る心の隙間、
痛む、痛む、苦しみに、
裸足で逃げ出した。
間奏
落ちサビ.消える消える記憶の中、
遺せた想いは、
ゆらりゆらりと流れてゆく。
それで知った一つの言葉、
私は、私は、
誰かのモノではないと、
ラスサビ.私色に染め上げたくて、
彷徨ったこの世界は、
どうやら誰もを嫌うそうで、
誰も私を好きと言わずして、
独り寂しく、消えてしまったのでした。
寂しい、寂しい、何にもなれぬ水のよう、
独り、ただ1人、消えてゆくのでした。
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SUI
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2024/10/24 21:25:25