横に並んで歩くこと
あたりまえだった
手を繋いで歩くこと
変わらないと思ってた

あたりまえが意味を持ち
僕は手を離す
指のあいだに吹く風
冷たかった

ねぇこの気持ちは
僕だけなの?
言えない問いかけは
心にしまう

忘れよう この時を
君といた時間を
小瓶に閉じ込めてしまおうか
だけれど ほら そうしたら
僕も消えてしまうの
君のいない風景を
忘れてしまった

一歩後ろを歩く僕
振り返る君の目に
笑いを取り繕った
僕が映るの

不意に君が言う
さよならって
「なんで?」の正解は
わかっているよ でも

僕の中の感情が
君を奪ってしまうなら
僕はこれを開け放とう
君はどんな顔するの

別れの言葉を
呼吸の壁で塞いだ

好きなんだ 大好きと
言えなかったけれど
重なる息に乗せて伝えたの
心のまま 進むんだ
僕はもう迷わない
君のいる空間を
もうなくさない

二人に向かって吹く風は
まだ冷たいけれど
指を通り抜ける風は
もう止んだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

you

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投稿日:2013/03/11 23:00:04

文字数:420文字

カテゴリ:歌詞

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