紫陽花

眩しい空 風の合図でほら
雲ははしゃぎ 世界は見ないふり
長い髪を肩の下に垂らし
傘に右手 一粒目が落ちる

どこから降ったかわからない
望まれない気がして
『一人だな』って
どっちに行けば誰もいない     
いきたくない           

どうか私に明るい
ヒザシのもとを歩かせてみせて
叶わないなんて囁く
いつも通りのアスファルトの匂い


つまらないの
どんなに走っても
逃げるものは私だけじゃなくて
『くだらない』と吐き捨ててみるけど  
自分なんて置いていけないよ

ただ望んでも望まなくても私
そんなことが何よりも辛くて
悴む手は傘を揺らすだけか
頬をつたう涙も拭えないの

嗚呼
降りやまない雨に降られる
私は雨の中 しんしんと        
どうせなら私の涙も
その身にまかせて


そうだ私が欲しいのは
私が望む私じゃなくて

握りしめてた手をほどいて


どうか私に明るい
ヒザシのもとを歩かせてみせて
叶わない なんて言わせない
私は今ここにいるんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

紫陽花 歌詞

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投稿日:2012/10/29 21:03:44

文字数:448文字

カテゴリ:歌詞

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