君の世界は、私の世界。
君が見たものを、私は、毎日歌う。

画面の向こうには、私は行けないけど。
君自身のファインダーが、写してくれる。
君が感じる世界は、二人の世界。


―――――――――画面の内側で、わたしは君を待ってる。



『ファインダー』



――――少し、眠気を引きずりながらも、勝手に目が覚める。
マスターが帰ってきたのか。
 パソコン用のツールは、本体の電源が入ると自動的に目覚めて、スタンバイしなければならない。それが使われないツールでも、だ。
 私は、起動している間に身支度をして、部屋で待機。
少しして機動音が外から聞こえた。
(そろそろかな・・・。)
 すると、コンコン、とノックの音。(正確には、ダブルクリックの音。)
「はぁ~い。」
私が返事をすると、目の前にマスターの顔が映る。
「こんにちは!マスター!」
『こんにちは、ミク。』
軽い挨拶を済ませてから、音の確認(発声練習)をして、曲の収録に入る。
(今日は、どんな曲なんだろ・・・。)
いつも、マスターは、ゆっくりとしたバラード調の曲を作る。
この間まで、マスターはメロディを組み立てていたのだけど、いつもよりリズム感のある曲だった。
『じゃあ、はじめようか。』
 考えてるうちに、マスターから声がかかって、思考が途切れてしまった。
私はあわてて、「は、はい。」と答えたけど、その言葉は、届くはずも無く。
あっとゆう間に、画面に歌詞が打ち込まれて行った。



                               続く。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

今さらな『ファインダー』自己解釈小説 その1

初投稿です。今さらですが、『ファインダーをきいて感動したので、自己解釈の小説をかいてみました。よろしくお願いします。

閲覧数:70

投稿日:2009/12/15 22:57:06

文字数:661文字

カテゴリ:小説

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