『蒼イトリ』



深い深い森の奥にずっとずっと続く物語-ハナシ-
聖夜の贈り物に少女は云った  「ワタシ ミチルノ鳥ガホシイノ」

親切な聖者はいないから 少年は一人森の中

空っぽの籠を手に持って
ねぇ何故泣くの  ねぇ泣かないで
     君が行くから   君は知らない
聞こえない 聴こえない 少年の耳は
森の谺に鎖された

ミチルの鳥はどんなモノ? それは綺麗な蒼い鳥
幸せを運ぶ青い鳥  それはミチルの隣にあった


少女の膝の上で語る少女と少年のおとぎ話-モノガタリ-
聖夜が過ぎても年が明けても少年の籠は空のまま

神様も天使ももういないから 少年は独り森の中

空っぽの部屋は荒れ果てて
帰ってこないの    ワタシもいくよ
     見つからないから   ―――――何処ニ?
届かない 埋らない 少女のココロは
童話を鏡にしても見えない

ミチルの鳥はどんなモノ? それは幸せの青い鳥
綺麗な蒼い鳥はミチルとチルチルのすぐ横にいた


ミチルの鳥はどんなモノ? 瞳も蒼い幸せの鳥
少女の青い鳥は何処? それは少女の隣に在った


灯りのない家  小鳥が飛び立った家
小鳥が飛び立った家
小鳥が――――――――――


(深い深い森の奥の寓話-ハナシ-)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

「蒼イトリ」

童話モチーフで、ひとつ。
チルチルミチルの青い鳥。クリスマスとちらっと絡めました。

閲覧数:67

投稿日:2009/10/06 03:55:08

文字数:536文字

カテゴリ:歌詞

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